26[#「26」は縦中横]
この洞穴の外部。「さん・せばすちあん」は月の光の中に次第にこちらへ歩いて来る。彼の影は左には
27[#「27」は縦中横]
星ばかり点々とかがやいた空。突然大きい分度器が一つ上から
28[#「28」は縦中横]
広い
29[#「29」は縦中横]
前の山みち。円光を頂いた「さん・せばすちあん」は二つの影を落したまま、静かに山みちを下って来る。それから
30[#「30」は縦中横]
斜めに上から見おろした山みち。山みちには月の光の中に石ころが一つ転がっている。石ころは次第に
31[#「31」は縦中横]
前の山みち。「さん・せばすちあん」は立ち止まったまま、やはり足もとを見つめている。影の二つあることも変りはない。それから今度は頭を挙げ、樟の木の幹を眺めはじめる。………
32[#「32」は縦中横]
月の光を受けた樟の木の幹。荒あらしい木の皮に
33[#「33」は縦中横]
前の山みちの側面。鍔の広い帽子にマントルを着た影はおのずから真っすぐに立ち上る。
34[#「34」は縦中横]
この山みち。「さん・せばすちあん」は樟の木の下に船長と何か話している。彼の顔いろは重おもしい。が、船長は
35[#「35」は縦中横]
海を見おろした岬の上。彼等はそこに佇んだまま、何か熱心に話している。そのうちに船長はマントルの中から望遠鏡を一つ出し、「さん・せばすちあん」に「見ろ」と云う
36[#「36」は縦中横]
望遠鏡に映った第一の光景。何枚も画を懸けた部屋の中に紅毛人の
37[#「37」は縦中横]
望遠鏡に映った第二の光景。大きい書棚などの並んだ部屋の中に紅毛人の男が一人ぼんやりと机に向っている。電灯の光の落ちた机の上には書類や帳簿や雑誌など。そこへ紅毛人の子供が一人勢よく戸をあけてはいって来る。紅毛人はこの子供を抱き、何度も顔へ
38[#「38」は縦中横]
望遠鏡に映った第三の光景。或
39[#「39」は縦中横]
望遠鏡に映った第四の光景。表現派の画に似た部屋の中に紅毛人の
40[#「40」は縦中横]
望遠鏡に映った第五の光景。今度も亦前の部屋と変りはない。
41[#「41」は縦中横]
前の岬の上。「さん・せばすちあん」は望遠鏡を持ち、何か船長と話している。船長はちょっと頭を振り、空の星を一つとって見せる。「さん・せばすちあん」は身をすさらせ、
42[#「42」は縦中横]
星をのせた船長の手の平。星は
43[#「43」は縦中横]
前の山みち。「さん・せばすちあん」は船長のあとからすごすごそこへ帰って来る。船長はちょっと立ちどまり、丁度
44[#「44」は縦中横]
この山みちのうねったあたり。但し今度は木や岩は
45[#「45」は縦中横]
このカッフェの内部。「さん・せばすちあん」は大勢の踊り子達にとり囲まれたまま、当惑そうにあたりを眺めている。そこへ時々降って来る花束。踊り子達は彼に酒をすすめたり、彼の
誘惑(ゆうわく)
作家录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
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