霊鐘
「かしこの廟には一つの鐘があって、その
その鐘を役所のうしろの建物に迎え移して、仮りにそれを
「みんな暗い所でこの鐘を撫でてみろ。盗みをしない者が撫でても音を立てない。盗みをした者が手を触るればたちまちに音を立てる」
陳は下役の者どもを
出て来た者の手をあらためると、みな墨が付いていた。ただひとり黒くない手を持っている者があったので、それを
これは昔からの法で、小説にも出ている。
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中国怪奇小説集(ちゅうごくかいきしょうせつしゅう)11異聞総録・其他(宋)
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作者:未知 文章来源:青空文库 点击数 更新时间:2006/8/27 17:50:56 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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霊鐘 「かしこの廟には一つの鐘があって、その その鐘を役所のうしろの建物に迎え移して、仮りにそれを 「みんな暗い所でこの鐘を撫でてみろ。盗みをしない者が撫でても音を立てない。盗みをした者が手を触るればたちまちに音を立てる」 陳は下役の者どもを 出て来た者の手をあらためると、みな墨が付いていた。ただひとり黒くない手を持っている者があったので、それを これは昔からの法で、小説にも出ている。 (夢渓筆談)
底本:「中国怪奇小説集」光文社文庫、光文社 1994(平成6)年4月20日初版1刷発行 ※校正には、1999(平成11)年11月5日3刷を使用しました。 入力:tatsuki 校正:小林繁雄 2003年7月31日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。 ●表記について
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