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海底都市(かいていとし)

作者:未知  来源:青空文库   更新:2006-8-24 11:04:19  点击:  切换到繁體中文



   水圧嵐すいあつあらし


 カビ博士は、僕を愛艇メバル号へ案内してくれた。
 メバル号は、メバルのような形をした潜水艇で、深海の水圧にもよく耐える構造をもっているのだと博士は説明し、艇の横腹よこはらについている扉をあけて、僕に先に艇内へ入れといった。
 扉は三重になっていた。つまり三つの区画を通らないと艇内に入れないのだ。おどろくべき用心である。しかしこのあたりの深海圧は、しばし潜水艇を、卵を外から叩いたように、くしゃりとおしつぶしそうである。
「でも、水圧というものは、深度によって一定なんだから、艇の構造をそれに対して十分に耐える設計にしておけば心配ないわけでしょう」
 と、僕はちょっと理科の知識をふりまわした。
 すると博士は首を左右にふった。
「いやそんなかんたんなことじゃない。ここらの海中では、水圧嵐すいあつあらしが起こるんだ。水圧嵐が起こると、水圧が急にふだんの三倍にも四倍にも、時には何十倍にもあがる。そういうときには、どんな堅固けんごな潜水扉も卵をおしつぶすようにやられてしまう」
「なんでしょうね、その水圧嵐の原因は……」
「そのことじゃ。わしが日頃からひそかに注意を払って調べているのは。そして君に相談したいことがあるといったが、そのことにも関係しているんだ。ようするに、われわれの今すんでいる海底都市は何者かによってねらわれているような気がするんだ。われわれはゆだんがならない。くわしいことは、中へ入ってから話そう。さあ、早く入りたまえ」
「大丈夫ですかね、このメバル号も水圧嵐にあって、ひとたまりもなくつぶれてしまうのではないですか」
「いや、その心配はない。わしは特別に用心してこの艇を設計した。ふだんの水圧の百倍までかかっても大丈夫なんだ」
「百倍ぐらいじゃ、まだ心配だなあ」
「なあに、大丈夫だ、心配に及ばん」
 僕は博士がそういうので、まだ心配はすっかりなくなったわけではなかったが、艇内へ進んだ。最後の防水耐圧扉ぼうすいたいあつとびらがひらかれた。その戸口から中に、りっぱな部屋が見えた。僕はおどろきながら、足を中へふみいれたが、その室内の豪華さに魂をうばわれてしまった。
 それと分る二つの操縦席。その前に並んだ計器板。左右の壁には精密せいみつ器械るいが、黄びかりのするパネルを並べて整然としていた。その他の空間にも、各種の食料の缶詰や、飲料の出てくるフックや何から何までがまるではちの巣みたいに小区画しょうくかくに入って、ぎっしりつまっていた。
 扉がばたんと閉まって、博士が、やれやれといった顔で中へ入って来て、操縦席の右側へ腰をおろした。そして左側の席へ、僕に座るようにといった。
「すぐ出発する。これがテレビジョンの映画幕だから、これを見ていたまえ」
 博士は、そういって、僕の前方の壁に、計器板の下についている六つの窓のようなものを指した。それには、さっき僕たちが入っていった博士の艇庫の内部がうつっていた。
 が、間もなく映像は動きだした。それは艇が航行をはじめたからだ。いつの間にか、艇は水の中につかって進んでいた。運河の中をもぐって進んでいるようだ。数條すうじょうの、きちんとした間隔かんかくで直線的に並んでいる標識燈ひょうしきとうが、映画幕にうつくしく輝いている。
 やがてその標識燈の行列が消えた。
「海中へ出た」
 博士がいった。なるほど、そうらしい。海底都市の構築物をはなれて、深海へ。異様な形をした魚群が、こっちへどんどん近づいて来たと思ったら、ぱっと花を散らしたように上下左右へとんだ。
 海中には、うす青い光がみちていた。また海底の丘などは白っぽく輝いていた。緑や茶色の海藻はすきとおって見え、魚群が近づくと嵐にあったような恰好かっこうで、おどりまくった。
 僕は、ふと博士のことが気にかかって、幕面より目を放すと、横にむいて隣席りんせきの博士の様子をうかがった。
 カビ博士は、一心ふらんに、計器を見ながら操縦をしている。
 僕は髭もじゃの博士の横顔をしばらく見ていた。
 それは、かねて僕がいだいている疑問に、十分にこたえてくれたようだ。
「ねえ、先生。いや、辻ヶ谷君」
 僕は遂にそれをいってしまった。
 そういったときの博士のおどろきはどんなであろうかと、僕はそれをしゃべるよりも前から興奮の絶頂ぜっちょうにあったのだが、博士は僕の期待に反して冷然れいぜんとしていた。そしていつもの調子の声でいった。
「君は、今頃になって、それに気がついたのかね」


   奇妙な再会


「ああ、ほんとうに君は辻ヶ谷君だったのか、あのウ、君が二十年後の辻ヶ谷君で、そしてカビ博士なのかい」
 そうとは思っていたにしろ、カビ博士がこうして素直すなおにそれを認めたとなると、僕はあらたな狼狽ろうばいにおちいらないわけにいかなかった。辻ヶ谷君なる学友は、今もあの東京の焼け野原に、時間器械をまもって計器を読んでいることとばかり思っていたのに、こうして僕のそばに何日もいっしょにいたとは、全く思いがけないことだ。
「君のいうとおりじゃ。ミドリモ君」
 ミドリモ君? 僕は、そういわれて博士の顔を見直した。
「ミドリモて、なんだい。君が今いったミドリモ君てえのは」
「知らないのか、それを。君の頭はまだまだ十分に恢復かいふくしていないらしいな。ミドリモというのは君の名前なんだ」
「じょうだんじゃないよ。僕にはちゃんと、本間良太ほんまりょうたという名がある」
「ふふん。それがミドリモと改名されたんだよ。ちょうどわしが、辻ヶ谷からカビに改名したようにね」
 博士はふしぎなことをいった。
「本当かい。なぜそんな改名をしたのか」
「名前というものは昔から親がつけたもんだ。しかしそれはやめて名前は自分でつけることに、法令が改められた。それと同時に姓もやめることになり、今は誰でも名前だけになったんだ」
「なぜそんなことをしたんだろう」
「わしは知らない。法令だ」
 法令で、そんなことをきめなければならないわけは、どこにあったのであろうか。僕はそんな問題についてカビ博士と永く問答する興味はなかった。しかしそのとき得た印象として、この理想的自由都市らしいこの町にも、なにかもうカビのようなものが生えかかっているらしく直感した。果してこの直感は当っていたかどうか。
 それはさておき、カビ博士が学友辻ヶ谷と同一人だと分った今、僕はこれまでに感じていた窮屈きゅうくつさを一ぺんに肩からおろすことができた。それと共に、彼にいろいろと問いただしたいことが山のようにあるのを感じ、それをどこから彼に問いただすべきかに迷ったほどである。
「とにかくミドリモ君。君は興奮しないように極力きょくりょく気をつけたまえ。君がこの際、興奮して、頭がカーッとしてしまうと、えらいことになってしまうからね。昔の言葉でいうなら、それは君が自爆じばくするようなものだ。だから気をつけてそれをけたまえ。極力、興奮しないようにしたまえ。聞きたいこともあろうが、それは後日ゆっくりしたときに聞き出すことにすればいい」
 と、カビ博士は一生けんめいに僕をなだめるのであった。
「それよりも目下の大問題は、さっきちょっと話したが、われわれの海底都市が外部から何者かによってねらわれているらしいことだ。彼奴あいつは、われわれの海底都市を破壊し、この平和人へいわじんをみな殺しにしようと思っているのではないか。はたしてしからば、彼奴とは一たい何者だ。――それを早いところ突きとめてしまわねばならぬ。そこで君の力を借りたいのだ」
「それは容易よういならぬ事件だ。しかし僕にどんな仕事がつとまるというのかね。僕は、君のいうところでは、すこし頭がつかれて、南瓜頭かぼちゃあたまらしいんだが、それでも役に立つのだろうか」
 僕は、いささか皮肉ひにくなもののいい方をした。
「いや。それがね、君でなくちゃならないことがあるんだ。とにかく、あそこに見える海底の丘かげへ、このメバル号をつけて、ゆっくり話をするとしよう」
 カビ博士は、下方かほうに見える乳房ちぶさの形にこんもりもりあがった白い丘陵きゅうりょうへ向け、かじをとった。艇はゆるやかに曲線の道をとって、水中を降下していった。
「わざわざこんなところまで出かけないと、話が出来ないのかね。そんなわけがあるのかい」
 僕は、きいた。
「そうなんだ。町では、こんなことはうっかりしゃべれないんだ。おそろしい相手が、いたるところに秘密のマイクをしかけてあるし、そのうえに、あやしい人物がうろうろしているんだからね。この間も、博物標本室の、ぞう剥製はくせい標本の中から、のこのこと出て来た諜者ちょうじゃがいたからね、わしの教室だって、決して安全な場所ではないんだ」
 そういうカビ博士の顔には、いつにない不安の色がただよっていた。
「深海底なら大丈夫というわけかね」
「うん、多分大丈夫だろう。しかしここも絶対に安全とはいえないんだ――ありゃりゃ、これはたいへんだ、逃げよう、力いっぱい!」
 なにおどろいたか、カビ博士は急にアクセルを入れて、艇に最大速力をあたえた。飛ぶ、飛ぶ。海底の丘をとびこして艇は必死に飛んで逃げる。


   恐怖きょうふ陰謀者いんぼうしゃ


 カビ博士が、あんな真剣な顔付になったことを、今までに見たことがない。博士は、操縦席に、長髪をさか立て、目を皿のように見開いて全速力のメバル号の速度をもっともっとあげようと努力したのだ。
 メバル号は流星の如く深海の中をかけぬけた。もはや海底のはてまでも来たのではないかと思われる頃、それまで石像せきぞうのようだった博士は、やっとからだを動かしはじめた。
「あああ、おどろいた。さっきはもういけないかと思った」
 博士は、そういって、ハンカチーフで額の汗をぬぐった。
「どうしたんだね、君をそんなにびっくりさせたのは……」
 と、僕はたずねた。何者か強敵きょうてきにおいかけられたらしいことは察せられたが……。
「姿を見せたことのない陰謀者いんぼうしゃだ。さっき君に話をしたばかりの例の陰謀者だ。ぐずぐずしていれば、殺されるところだった。逃げることが出来たのは、非常な幸運だ」
 博士は、まだ興奮している。
 僕は博士のことばの中に、辻つまの合わないものを見つけた。
「君、姿を見せたことのない陰謀者といったが、姿を見せたことのないものなら、君にも見えるはずがないじゃないか」
「そのとおり……」
「そんなら、君がそれを見つけたようなことをいって、逃げだしたのがおかしいね」
「ちがうよ。かの陰謀者どもは今までに一度も姿を見せていない。だが、彼奴らがわれわれに対して仕事をはじめると、すぐ分るんだ。さっきも僕は、とつぜん海底の丘のかげから急に砂煙すなけむりがむくむくとまるで噴火ふんかのようにたちのぼり始めたのを見つけたのだ。彼奴らの仕業しわざなんだ。彼奴らが仕事を始めたしるしなんだ。おそらくその砂煙の下に大ぜいの彼奴らがひそんでいるにちがいない。だからそれを見ると、僕は全速をかけて、現場からずらかったんだ」
 博士はそういって説明した。
「このあたりもまだ危険らしい。もっと遠くへ行こう」
 博士はメバル号をさらに沖合へはしらせた。
「その陰謀者は、なぜ姿を見せないのかね」
 僕はたずねた。
「なぜだか、われわれには、まだ分っていない。自分たちの姿をわれわれに見せることを極端きょくたんにきらっているのだろうが、なぜそうなんだか見当けんとうがつかない」
「で、その陰謀者たちは、君たちに対して何を計画しているの」
「その方はうすうす分るんだ。ちょっと耳を貸したまえ」
 と、博士はふかい用心ぶりを見せて僕の耳に口を近づけた。
「つまりね、彼奴はわれわれの海底都市を覆滅ふくめつしようとしているのにちがいない。覆滅だ。分るかね、この海底都市を大破壊し、われわれを死滅させようと考えているんだと思う」
「ふうん、それがほんとうなら、けしからん話だ」
「そうだ。けしからん話だ。せっかく平和に、高度の文化のめぐみをうけてくらしている、われら海底都市住民の生存をおびやかすなどとは、許しておけないことだ」
「それなら、早速さっそく彼等に対抗したらいいではないか。彼等を追払ったがいいじゃないか」
「それが考えものなんだ。第一、そんなことは、わが住民たちが同意しないにきまっている」
 と、博士は首を左右に振った。
「でも、そうしなければ陰謀者はいよいよのさばって、君たちへ暴力をほしいままにふりかけるじゃないか」
「わが海底都市住民は、武力抗争ぶりょくこうそうということを非常に嫌っているんだ。だから武力をもって彼奴を追払うという手段は、すくなくとも表面からいったのでは、住民たちの同意を得ることはむずかしい」
「だがおとなしくしていれば、君たちは彼等にくわれてしまうばかりだ。だから防衛のために武力を用いることは――」
「君はいけないよ、そういうことを、この国へ来ていうから。そういうことは、この国では全く通用しないんだから」
「そんなに武力行使ということを嫌っているのかい。それならそれでいいとして、では平和的に外交手段でいってはどうだ」
「それでもだめ。相手は全面的に暴力をもってわれわれに迫っている。外交手段を用いる余地はないのだ。しかも困ったことに、いかなる点から考えても、彼奴らはわれわれよりもずっと知能のすぐれた生物らしい。だから正面からぶつかれば、こちらが負けることはほとんど間違いないと思うんだ。それに、彼奴らは姿さえ見せない……」
 博士はため息をついた。が、そのとき彼は僕の腕をぐっと握ると、あえぐようにいった。
「実は、君に頼みたいというのは君が単身たんしんで、彼奴あいつに面会をしてくれることだ」
「それは危険だ」
「そうだ。君は多分彼らの手にかかって殺されるだろう」
「ええッ!」


   不死ふし真理しんり


 僕は、このときほど腹の立ったことはなかった。
(このカビ博士――いやこの辻ヶ谷の野郎め!)
 と、思わずこぶしが彼の方へうなりを生じて動きだした。――僕を危険きわまりない謎の陰謀者のところへ使者にやり、そしてそこで僕が殺されるであろうことを知っていながら、僕を行かせようというカビ博士の薄情はくじょうさ。
「あ、ちょっと待て。怒るのはもっとものようだが、ちょっと話をきいてくれ」
 博士は両手をあげて僕を制した。
 メバル号は、とたんにぐっとかたむいた。博士はまたあわててハンドルをとりながら、
「君、おちつかにゃいかんよ。君は今、僕のことばにびっくりしたようだが、おどろくことは何もないんだ。君は殺されても一向いっこうさしつかえないんだ。いや、待った。怒ってはいかんよ、終りまで聞いてくれなくては――」
「だまれ。僕なんか殺されて一向さしつかえないとは、何というぐさだ。おせっかいにもほどがある、何というあきれた――」
「いやそこをよく考えてもらいたいんだ。これはなかなか重大なことなんだが、冷静を失うと、もう分らなくなるのだ。いいかね、ミドリモ君。いや、本間君。君がこれから出かけて殺されたとしてもだ――怒ってはいかん、よく考えてくれ――君が殺されたとしても、本当の君は殺されないのだ。分るかね――」
 僕には何のことだが分らない。また、腹が立ってたまらないので、分らせるつもりもなかった。
「よく考えてみたまえ。これから君が出かけていって、恐るべき陰謀者と対談中、不幸にも君が相手の手にかかって殺されてしまってもだ、本当の君は死なないのだ、なぜならば、僕とこうして並んでいる君は『二十年後の世界』へ見物に来ている君にすぎないからだ。本当の君はこの世界よりも二十年過去にさかのぼった世界に住んでいるんだ。そうだろう。これは分るか」
 そういわれてみると、なるほどそれにちがいない、僕は博士の説に興味をおぼえた。
 博士は、僕の顔色が直ったのを早くも見てとったか、その機をはずさず、しゃべりたてた。
「つまりだ。今僕と並んでいる君は、本体ほんたいのないまぼろしにすぎないのだ。本体の君は、連続的成長を続けて、やっと青年になりかけのところにいるんだ。だからね、幻の君が……で殺されようとも、君の本体は死なない。ただ君の幻が、殺されたように見えるだけだ。君の生命は絶対に安全である。分ったかね」
 分ったようでもあり、なんだかごまされているようでもあった。僕はそのとおり素直に博士にいってやった。
「ごま化したりしていやしないよ、子供でもこれは分る理屈りくつなんだがなあ。――とにかく君の本当の生命があやうくなるようなことを、君の親友の僕たるものがすすめるはずがないじゃないか。そしてね、なにもかもさらけだしてしまうと、君なる者はいくらこの世界で殺されたって、君の本当の生命には異常がないという真理を、僕は大いに重宝ちょうほうに思って、それを出来るだけ利用しようとしているのだ。もちろん他日たじつ、君にはうんと報酬ほうしゅうを払うことを約束する」
 だんだん聞いているうちに、僕は彼のいっていることが大体理解できるようになった。本体は、僕は青少年なんだ。こんな大人ではないんだ。だからこの恰好の僕が死んでも、それは幻が死ぬだけで本体の僕の生命には異常がない――という理屈は、筋が立つ。
 が、疑問が起こった。
「おい君。幻の僕が死んだら、僕はどういうことになるんだ。感覚のある僕は、どこに現れるのかい」
「それはもちろん、時間器械の部屋の中さ」
 博士は、はっきり答えた。
「時間器械の部屋の中というと、あの焼跡の地下室にすえけてある、あれのことだね。君が僕にはいれといったあの器械の中のことだね」
「そうさ。あの中だ。そこで僕は君をまた未来の世界へ送りつけることが出来る。あの同じ器械を使えば、それはわけのないことだ」
 なるほど、そうかと、僕は始めて納得なっとくがいった。
「じゃ、この海底都市へ帰って来ようと思えば、すぐ帰って来られるんだね」
「もちろん、そうだよ。時間器械のところには辻ヶ谷と名乗る僕がいつもついているんだから、君の希望どおりにしてあげられる。――どうやら分ってくれたようだから、早速さっそく、例の謎の陰謀者たちのまん中へ入りこんでもらいたいね。通信機もここに用意してある。彼らの正体をつきとめてくれたまえ、そしてわれら海底都市に対して何を行うつもりか。われらと平和的に妥協だきょうするつもりはないか。それから、出来るなら、彼奴らの生活の弱点などというものを見て来てもらいたい。さあ、そうときまったら、この潜航服せんこうふくを着せてあげよう」
 博士はいつの間にかメバル号を海底に停止させていた。そして座席から立上って、僕のころもがえをうながした。

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