57[#「57」は縦中横]
セセッション風に出来上った病院。少年はこちらから歩み寄り、石の階段を登って
58[#「58」は縦中横]
膝の上に組んだ看護婦の両手。前になった左の手には婚約の指環が一つはまっている。が、指環はおのずから急に下へ落ちてしまう。
59[#「59」は縦中横]
わずかに空を残したコンクリイトの塀。これもおのずから
60[#「60」は縦中横]
金庫をこじあけている西洋人の人形。ただしこの人形の手足についた、細い糸も何本かははっきりと見える。……
61[#「61」は縦中横]
斜めに見た前のコンクリイトの塀。塀はもう何も現していない。そこを通りすぎる少年の影。そのあとから今度は背むしの影。
62[#「62」は縦中横]
前から斜めに見おろした往来。往来の上には落ち葉が一枚風に吹かれてまわっている。そこへまた舞い
63[#「63」は縦中横]
大きい
64[#「64」は縦中横]
焼き
65[#「65」は縦中横]
前の
66[#「66」は縦中横]
斜めに上から見おろしたベンチ。板を透かしたベンチの上には
67[#「67」は縦中横]
前の常磐木のかげにあるベンチ。ただし今度は斜めになっている。ベンチの上には背むしが一人蟇口の中を
68[#「68」は縦中横]
写真屋の飾り窓。
69[#「69」は縦中横]
横から見た
70[#「70」は縦中横]
観音堂の正面の一部。ただし
71[#「71」は縦中横]
斜めに上から見おろした、大きい長方形の
72[#「72」は縦中横]
大きい
73[#「73」は縦中横]
前の石燈籠の下部の後ろ。男が一人
74[#「74」は縦中横]
この男の上半身。もっとも顔だけはこちらを向いていない。が、静かに振り返ったのを見ると、マスクをかけた前の男である。のみならずその顔もしばらくの
75[#「75」は縦中横]
前の石燈籠の上部。石燈籠は柱を残したまま、おのずから
76[#「76」は縦中横]
前の石燈籠の下部。少年は前と変りはない。そこへ帽を
77[#「77」は縦中横]
前の石燈籠の下部の後ろ。今度はもう誰もいない。
78[#「78」は縦中横]
前の
底本:「芥川龍之介全集6」ちくま文庫、筑摩書房
1987(昭和62)年3月24日第1刷発行
1993(平成5)年2月25日第6刷発行
底本の親本:「筑摩全集類聚版芥川龍之介全集」筑摩書房
1971(昭和46)年3月~1971(昭和46)年11月
入力:j.utiyama
校正:かとうかおり
1998年4月20日公開
2004年3月7日修正
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