| 底本: | 芥川龍之介全集 第十一巻 |
| 出版社: | 岩波書店 |
| 初版発行日: | 1996(平成8)年9月9日発行 |
| 入力に使用: | 1996(平成8)年9月9日発行 |
桜 さつぱりした雨上りです。
椎 わたしもそろそろ芽をほごしませう。このちよいと鼠がかつた芽をね。
竹 わたしは未だに
芭蕉 おつと、この緑のランプの
梅 何だか寒気がすると思つたら、もう毛虫がたかつてゐるんだよ。
八つ手
霧島
苔 起きないこと?
石 うんもう少し。
楓 「若楓茶色になるも一盛り」――ほんたうにひと盛りですね。もう今は世間並みに唯水々しい
底本:「芥川龍之介全集 第十一巻」岩波書店
1996(平成8)年9月9日発行
入力:もりみつじゅんじ
校正:松永正敏
2002年5月17日作成
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